内容は言わずもがな。
ラインアップは、Angus Young(G)、Malcolm Young(Rhythm G、Vo)、Brian Johnson(Vo ex-Geordie)、Cliff Williams(B、Vo ex-Home
)、
名手Chris Slade(Ds、Per
ex-Renaissance、Manfredman Chapter Three、Manfredman's Earthband、Uriah Heep、Gary Numan、The Firm、David GilmourやGary Moore Bandツアーメンバー、
後にAsia、Damege Control等を経て現在は復帰)となります。
前作では往年の名プロデューサーコンビVanda&Youngを迎え、復活の大きな手応えを感じさせる見事な名盤”Blow Up The Video”を制作したAC/DC。
ツアー後にDio加入の為に離脱したSimon Wright(ex-AⅡZ、Tytan)に変わり、キャリア組名手Chris Sladeが加入。ツアー途中で離脱した中心メンバーMalcolm Youngも復帰。
当時売れっ子プロデューサーでAerosmith等のバンド再生屋として知られたかの故Bruce Fairbairnを迎え制作されたのがこの”The Razor's Edge”でございます。
前作での制作好調を受け継いだ感のあるものでございます。
新加入の名手Chris Sladeではございますが、前任前
々任に比べキャリア多しセッション系名手でどちらかと言えば「後ノリタイプ」の手数系へヴィ・ヒッタードラマーでございます。
(かのJimmy PageがThe Firmに引き入れた理由でもございます)
されど案外バンドに馴染んでおり(ベースもプログレ系にカテゴライズされるバンド出身の名手ですし)、前任前々任の特徴を生かしつつ自身のキャリアを感じさせる非常に良い演奏を聴かせてくれます。
AC/DCの定番的な音楽性は変わりませんが、メロディ感覚に洗練さとシンプルさが絡み、
良い意味で解り易さがあり親しみ易さが伴う事がミソ。
楽曲も粒揃い、
AC/DCの真骨頂であるライヴで映えそうな楽曲が揃う事もミソでございます。
過剰な作り込みを避けた感がございますが、巧みに練られたもの。ドラマーがキャリア組名手Chris Sladeという事もあり、その技量を生かした楽曲も存在。
非常に飽きの来ない作風となっております。
また音造りにおいてはライヴでの再現を意識したかの様な音造り。
故Bruce Fairbairnは八十年代を代表するディジタル感強い音造りのプロデューサーではございますが、バンドの意向を汲んだ模様。オーヴァーダビングを極力減らしたものとなっております。
シーンが八十年代的なケバケバしい加工品サウンドに飽きが来ていた事やかのオルタナ/グランジの勃興、スラッシュメタル台頭という時期でございます。
メジャー的ではありながらもタフでアナログ感ある音の隙間を生かした自然な音造りとなっております。
故Bruce Fairbairnの一連のキャリアでは意外性のある音造りの感がございます..............................................特にドラム音は................................................
バンドや再生屋名プロデューサーの狙いは見事に当たり、驚きの大ヒットとなります(案外セールス面含めた大
復活は案外且つ非常に困難、AerosmithやこのAC/DC、かの故David Bowieぐらいでしょうか..................)。
Brian Johnson加入後のライヴ盤が制作されていない事、ライヴ映えする楽曲が揃う大ヒット作という事もあり、これまた大傑作のライヴ盤を同じ故Bruce Fairbai
rnにて制作する事となります..........................
現在は入手が非常に困難。この機会に是非。
注:発送方法は変更になる場合がございます。宜しく御願い致します。